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(コミュニティ事業)
令和 6年 3月 正信通信
皆様こんにちは。3年ほど前に膝が悪化して痛みが長引き、「だて正信通信」を一部地域へ配布できなくなりました。 ご連絡頂きました市民の皆様へは配布致しましたが、届かなかった方へは心よりお詫び申し上げます。 以前から普通に歩けるようになっていたのですが、大事を取っていました。 今回より、以前配布させて頂いていた地区へは配布を再開することと致しました。 どうぞよろしくお願い致します。3月議会は、令和6年度の財政の使い道を決める大切な議会です。私は、最大会派「宗像志政クラブ」を代表して、代表質問をさせていただきました。実に47項目にも及ぶ質問でしたので、今回は、特色のある質問をピックアップして掲載しています。また、予算委員会(4日間)では20時近くまで質疑応答がなされる日もあり、議員と執行部との真剣な議論が戦わされました。
バックナンバー
代 表 質 問 通 告 書
1 市政運営の基本方針について
2 元気を育むまちづくりについて
3 賑わいのあるまちづくりについて
4 調和のとれたまちづくりについて 5 みんなで取り組むまちづくりについて 6 財政運営について |
令和6年3月議会報告
代表質問(2月27日)問 |
プレハブ校舎の解消は、地域住民の関心も高く、早急な建て替えが望まれるが、市の見解は。また、学童保育所の老朽化について、地域住民との情報共有の状況や協議の場づくりの予定は。
市長回答 |
赤間小学校と東郷小学校は敷地が非常に狭く、プレハブ校舎解消のための敷地確保が課題であったが、水泳授業の外部委託に伴い、 プール施設を優先的に解体撤去し、本設の校舎の建築工事の実現を検討したい。学童保育所の老朽化について、特に赤間小学校は、地元コミュニティ運営協議会からも意見や要望を受けている。 同校は、令和3年度に施設の再配置計画案を作るためのワークショップを開催しており、基本計画策定の段階において、改めて協議・調整の場を持ちたい。 なお、両校とも学童保育所の更新時期の前倒しを含めて整理していきたい。
問 |
東京都東大和市では、保育所などで子どもが体調不良になり、保護者が迎えに行くことが困難な場合に、 病児保育施設の保育士が保護者に代わって迎えに行き、病児保育施設で保育する事業を行っている。特に、ひとり親家庭支援施策として本市でも導入できないか。
市長回答 |
本市でも令和6年度から、東大和市と同様に、県内初として病児保育の送迎サービスを開始する予定です。
◎この事は、私が病児保育室開室の必要性を始めて訴えた時に一緒に要望すべきかどうか当時迷ったのですが、 先ずは、病児保育室開室のお願いを優先しようと考え、封印していました。病児保育室の必要性を関係機関の方々が、 認知されるようになりましたので、時は熟したと思い令和4年12月議会で病児保育の「お迎えサービス」を提案し、再度質問いたしました。
問 |
学校給食における有機野菜の利用促進について、具体策はあるか。
市長回答 |
令和6年度から、月に1回、地場産物を積極的に利活用する宗像育ちウィークを設け、有機栽培された米や野菜を給食に取り入れる予定である。
問 |
日の里地区におけるオンデマンドバスの評価と、今後の展望は。
市長回答 |
新たな移動の創出やまちのイメージ向上など、団地再生の推進に寄与していると評価している。 今後は地域の面積、規模、道路状況から適性を判断し、効果なども勘案し、既存コミュニティバスなどからの転換を図るほか、 協定に基づく研究会や地域公共交通会議、事業者、地域住民と協議を進め、導入に向けた検討を行う。
◎新規に導入を目指す「オンデマンドバスのるーと」の候補地は、まだ協議ができていない状況です。 私案ではありますが、のるーとの特性を考えると、地域公共交通の無い地域で、赤間駅やサンリブへ比較的スムースに行ける所に限られるのかな?と思う次第です。
問 |
脱炭素社会の加速について、新たに宅配便の再配達対策に取り組むとある。当会派も郵便局長会との勉強会などを通じ、 脱炭素の取組について研鑽を深め、執行部に対策の要望を行っていたが、どのように取り組んでいくのか。
市長回答 |
宅配便の再配達削減は、配達員の負担軽減だけでなく、配達車両からの二酸化炭素排出量削減にもつながる。 このため本市では、郵便局を含む市内宅配事業者と協議を重ね、新たに宅配パックのモニターを公募し、置き配を普及させるための実証事業を実施する。
◎共働き等により、留守宅への荷物の再配達が問題化しています。市では置き配用に「宅配バック」を実証事業として、1,000世帯に無料配布予定です。
問 |
本市は経営努力により健全な財政運営が保たれているが、国の財政を見ると基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の均衡が2025年度までは改善されない見通しとなっている。 また、国債発行の残高のうち、日銀が保有する割合が全発行分の半数を超える。 そのような中、日銀のマイナス金利政策の転換が現実味を帯びてきているが、今まで本市の税外収入での財政確保に寄与してきた国債売買の手法に影響はないのか伺う。
市長回答 |
本市では、保有する基金を手元に運用を行っていますが、近年は、運用利益は以前に比べて低調となっています。 運用する国債の利率が高止まりしていることが原因ですが、国債購入は満期保有を念頭に購入しており、その時折の国債価格の変動を見て、 利益の確定が見込めるときに限り売買を行っています。目下の経済情勢を見ると、今後も国債の売買は低調となる見込みではありますが、 基金の運用利子は確定した財源として捉えておりませんので、財政運営上の影響はございません。
◎3月か4月の時点で、日銀のマイナス金利政策が解除されるのは間違いなさそうです。一時的には、円高により株価等は下がるという見方が有力のようです。 しかし、以前のバブル崩壊とは違い一時的なものであり、本市の保有する国債は売買しなければ損失は生まないわけですので、 市長回答の通り、本市の財政運営に影響を与えるものではなさそうです。
◆12月議会で質問していました肺炎球菌予防接種の自己負担額軽減について、 令和5年度5,680円が、6年度から4,000円に引き下げになります。また、公明党の岡本議員が帯状疱疹の予防接種の補助金設定を質問しておられましたが、 費用が4万円のところ、2万円の補助金が出ることとなりました。帯状疱疹の予防接種は、肺炎球菌予防接種と違い、任意となっていますが、 近年帯状疱疹発症に苦しむ市民の声を良く聞きます。定期接種ではなくとも補助金捻出に踏み切った行政を、私は予算委員会にて高く評価すると申し上げました。 市民に寄り添い、その時々の世情を把握しての決断だったと思います。このような「やってみなはれ」の心意気が市役所内にこだますることを願っています。
◆広報誌が全戸配布となり、自治会では大島を除き配布しないこととなりました。当然ではありますが、 自治会への委託金から400円が減額となり、困られた自治会も多かったと思います。しかし、各コミュニティ運営協議会からの要望で、 19年間見直されていない自治会との委託契約の金額が200円上積みされることとなり、区長さんの喜びの声を聞きました。
公定価格の地域区分について
地域区分とは:保育所運営費は、人件費の地域差を調整するため、それぞれの自治体に単価設定をして、国の補助金を決めています。
区分は8段階あり、0%の宗像市から始まり、3,6,10,12,15,16%と補助金が増加し、東京都23区が最も高く20%の補助率です。 お隣の福津市は、宗像市より3段階高い10%です。90名定員の保育所を対象としますと、年間800万円もの差額が生じるという試算もあります。 私が新人議員となった時、全市議会議員と保育協会との懇談会があり、地域区分の不公平さを初めて知りました。 早速6月議会で一般質問にて生じる差額を市の補助金で補うことができないか質問をしましたが、当時の部長の回答は、 近隣の市との差がついていることは納得いかないが、その差を市費で埋めると数千万円の財源が必要となるとのことで、上手く行きませんでした。 その後知識を蓄え平成31年(令和元年)再び地域区分について、一般質問を致しましたが、またしても、変わられた部長でしたが、納得がいかないとの回答でした。 これでは埒があかないので政治決着すべきだ。私たちも協力しますので国会議員の先生にお願いして国へ上げて頂きたいと申しましたところ、 取り組んでまいりたいとの回答でした。早速保育協会に申し上げ、市部長にも協力申し上げましたところ、副市長も同行頂き国への要望書を持参し、 宮内秀樹衆議院議員にお願いとなりました。このことが弾みとなり、後に市議会全員で意見書という形で国に要望書を提出できました。 令和7年度改正で、6年度に決定するとのことでしたので、念のためという訳でもないですが、今年1月に私どもの会派「宗像志政クラブ」 で東京へ視察に行った折、宮内事務所を訪ね、再度要望書を先生に手渡しました。そして、嬉しい電話が2月20日に宮内衆議院議員からありまして、 人事院は、広域にしようかとの話だったが、私は県単位が良いのではないかと申し上げたという内容でした。宮内代議士の頑張りもあり、 間違いなく良い方向へ向かっているようです。7月に決定するとのことでした。
保育協会の会長さんにこのことを申し上げましたところ、たいそう喜ばれ、感謝の言葉を頂きました。保育士さん達の喜ばれるお姿が目に浮かびました。
“念ずれば、花ひらく”長い道のりでしたが、ご協力いただいた方々へ感謝!!
地域猫活動支援について
※一代限りの命を全うさせる地域猫活動のボランティアの方々は、エサやり等の費用も自分たちで出し合っているのが現状です。 不妊去勢手術代の費用は県と市の折半で賄われていますが、大幅に不足しています。市長の指示でガバメントクラウドファンディングが実施され、 寄付金が集まりましたが、毎年の費用には足りません。そこで井上正文県議会議員に県への助成をお願いしていましたところ、 県3月議会の予算委員会で井上県議が地域猫活動への支援について質問して下さいました。県は、ワンヘルス推進基本条例を制定し、 人と動物の健康を一つの健康と捉える考え方を示しています。野良猫を放置すれば増え続け、人と猫の関係が悪化してまいります。また、野良猫は以前、殺処分されてきました。 井上正文県議のご努力もあり、地域猫活動支援費が令和5年度 388万円だったのが、令和6年度は、1,695万円となりました。その内、不妊去勢手術費用の助成額が、675頭分742万円です。 また、福岡県動物愛護センターに地域猫専用の施術室が新設される予定です。(535万円)
◆子ども食堂の支援をお願いしましたがあっさり断られました。市議の言う事と対立することは、よくあります。当たり前のことです。
私が心配するのは、不登校の子どもたちの中で、ヤングケアラーやネグレクト状態にある子ども、そして虐待等、子どもの心では解決できない存在の子どもたちがいるのではないかという事です。子ども食堂は、活動次第ではそのような子どもと接することの出来る可能性がある存在と思います。しかし、行政の助言や支援無くしては、その機能は十分発揮できないと思うところです。
◆伊豆市長の決断もあり、市内全小中学校の体育館に空調設備が令和6年度中に整備される予定です。(防災拠点)
◆世界遺産の保存と活用について、出光佐三氏の功績をたたえる偉人漫画の企画展が開催されます。出光佐三氏が宗像での講演の中で、若者たちに語られた言葉がありますので紹介します。
「この混迷する宗像に何の生きがいを感じるか。この素晴らしい環境に恵まれ、よき先輩を持つ幸せな若者よ。淳風美俗、宗像の若者よ、勇気を持って奮起せよ。先輩に負けない人になれ、郷土を愛する人になれ。何事にも感謝し、互譲互助の精神を持って、真の日本人のチャンピオンになれ。」 これに若者たちが奮起し、後に「宗像青年会議所」が創設されたそうです。
青年会議所立ち上げの中心的役割を果たされたのが、伊豆市長の父で、今は亡き伊豆善也氏であったと聞いています。私も宗像青年会議所の卒業生です。
※私は、市、県、国のトライアングルを強固にすることが、宗像市発展に繋がると考えています。
正信散歩路
3月は別れの季節でもあります。赤間小学校で行われました卒業式に参列させていただきました、 式の最後の方で170名の児童が一斉に並び、別れの言葉を一人で、また数名で大きな声で発します。 懐かしい思い出や先生へのお礼の言葉、そして歌も全員で歌います。涙があふれる子どももたくさんいました。 6年間信号機の所で見守ってきた子どもたちです。感慨深いものがあります。
コロナ禍の中、修学旅行は度々延期となり、何度がっかりしたことでしょう。しかし、海の中道で思い切り遊び、 マリンワールド水族館でイルカショーを楽しみ、学校到着時には先生方の計らいで、サプライズの花火大会となりました。 感激のあまり涙があふれた事は、何事にも代えられない思い出となるでしょう。卒業式の中で来賓紹介があり、 私の名前も呼ばれましたが、思わずおめでとうと発し、両手を振ってしまいました。子どもたちがきらめく笑顔で私を見つめてくれました。 中学校生活大いに楽しんで欲しいと思います。
朝の交通誘導で、毎朝「見守り、ありがとうございます」という女の子がいます。おそらくご家庭で感謝の挨拶をするよう言われているのかなと思いますが、毎回の継続は、なかなか出来るものではありません。頑張って欲しいと思います。
私は、時々ではありますが、倫理を習う「朝起き会」に集っています。朝が早いので若い頃は正直辛い時もありましたが、年を取ると朝起きはあまり苦痛には感じなくなりました。その中で、子育てについて、「長幼の序」というのを、教わりました。子育てに関しての教えで年上の子どもを立てる子育てをすると、下の子どもたちはお兄ちゃん(お姉ちゃん)を尊敬し、従い良い関係が生まれるとのことです。ご参考になれば、幸いです。