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(コミュニティ事業)
令和 6年 6月 正信通信
皆様こんにちは。保育園等で子どもが体調不良になった時、保護者に代わって片山医院の病児保育室「めばえ」の保育士さん等が、迎えに行く「お迎えサービス」が5月10日から始まりました。県下初という事で、新聞やテレビ局で盛んに報道がなされ、話題となりました。(事前登録が必要・今回のお迎えサービスは、未就学児のみです)このことは、私が、平成27年12月議会の一般質問で病児保育室の必要性を訴えた時に、「お迎えサービス」の事も提案しました。先ずは、病児保育室の開設を目指し数回提言を致しましたところ、担当職員さんたちが、医師会等と話し合いを粘り強くされた結果、令和元年10月に病児保育室「めばえ」が開室となりました。その後、病児保育室の存在が市民の皆様へ浸透してまいりましたので、令和4年12月議会で、「お迎えサービス」の提案を再度致しました。この提案を受け、担当課(市長の指示の可能性もあります)では、「お迎えサービス」の開始に向け、取り組みが始まったと思われます。
3月議会の私の代表質問の中で、部長より6年度から、県下初として「お迎えサービス」開始の回答がありました。今後とも、市民目線でさまざまな提案を致してまいります。
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令和 6年 6月議会報告書
一般質問(6月5日)
項目1:地域公共交通の維持について
◎令和2年9月末に吉武地区では西鉄バスの路線が廃止されました。私は、その後吉武地区において、どのような手立てを講じたのか。また、吉武地区の公共交通の将来展望についても質問しました。
問 |
施政方針に、オンデマンドバスの他地域への導入を検討するとある。吉武地区は西鉄バスの路線が廃止されたが、代替えとしてオンデマンドバス「のるーと」を導入できないか。
部理事回答 |
吉武地区は面積が広く住居エリアが点在しているので、待ち時間が長くなるというデメリットがある。のるーとの特徴をコミュニティ運営協議会や地域住民に丁寧に説明した上で、将来の交通ネットワークの再編と併せて、導入を検討したい。
◎吉武地区は、伊豆市長のおひざ元です。私的推測ではありますが、伊豆市長の故郷を想う熱意が伝わってきた回答のように思いました。また、吉武地区はリゾート地になり得る下地を持った地域だと思っています。テレビのドキュメンタリー番組等で、自然豊かな環境と素朴な人柄の人たちとの交流を求め、移住する家族の番組を目のあたりにしますと、吉武地区の人情豊かな風景が目に浮かびます。「のるーと」が導入されますと北九州市や福岡市への通勤圏にもなります。土地の価格が安いし、なんといっても、人の心を癒すのどかな田園風景が広がっています。私は、過疎化対策として住宅を建てられるよう市街化調整区域内に「地区計画」について、吉武地区と夢を語ってもらえないか質問(要望)しました。(地区計画については、池野地区でも同様と思います。)◎執行部の回答の中で、福岡県がまちづくり専門家派遣制度等の支援を行っているそうです。また、市でも都市計画課の職員がルックルック講座などでもアドバイスの支援ができるとのことでした。ご活用されてはいかがでしょうか。
◆池野地区や岬地区にも「のるーと」導入の可能性を議場外で担当課と話してみましたが、路線バスが運行しているところは難しいとのことでした。池野地区コミュニティでは、祭りとかがある場合は、自力で参加できない高齢者のために、自家用車で送迎する仕組みづくりに取り組んでいます。
項目2:子どもの成長過程に想う。
◎不登校の子どもが全国的に増加中です。小学生の不登校が急激に増加していることが大変気になります。宗像市の令和5年度の不登校数は、小学校98人中学校177人となっています。この数は不登校の定義に基づいた人数ですので、不登校気味の子どもを含めると、かなり多いものと思われます。
物心ついてからの家庭教育が大切だと感じます。私は赤間小学校の信号機の所で子どもたちの見守りをさせて頂いていますが、今年は特に泣きながら登校してくる子を度々見かけます。上級生に手を取って一緒に行くようにお願いしますと、すぐに数人の上級生が手助けしてくれます。あんなにたくましかった年長児の子どもたちが、まるで保育園や幼稚園に入園したての幼児みたいに感じるときもあります。
問 |
保育園等を卒園してから入学時までに空白期間がある。小学校に慣れさせるため、この期間を利用し、就学前のお子さんがおられるご家庭に、小学校の学校図書館を解放出来ないか。
◎私には7人の孫が市内の各学校に通っています。少し、発達支援を要する小学生の男の子がいますが、運動会のかけっこが苦手なようで、途中で投げ出すと私の家内に相談がありました。早速、ばあばが、何々ちゃん、スタートしたらゴールがあるんだよ。遅くても、ビリでもスタートしたらゴールまでたどり着かないとだめなんだよと、さとしましたら、運動会本番では、ビリではありましたが、最後まで走り切ったそうです。昔、私が城山中学校のPTA会長を務めていた時、ある事件が学校でありました。(いじめ問題ではありません。)大事には至らなかったのですが、全校集会が開かれ、私も命の大切さを子どもたちに訴えました。帰宅後、家内が話すには、自分のおなかを痛めて産んだ子ども、真剣に話せがきっと分かってくれるといった言葉が今でも耳に残っています。母親はそのようにして、失敗や後悔を繰り返し、また子どもと喜びを分かち合い成長し、おばあさんになりました。私は、ばあばの言う事は中学生でも聞いてくれると思っています。このばあばの経験を生かし小学校の図書館に出向いてもらい、就学前の子どもたちと接していただきたいと思っています。図書館では小学在校生との接触もあります。回答の中で、「保幼小連携」は改善の余地があると思います。ぜひご提案内容も含めて検討させていただきたいと思います。とのことでした。おばあちゃんの豊富な経験を生かす事についてもご理解いただけたと思っています。
問 |
子どものいじめと虐待に関する本市の現状について伺う。
◎城山中学校のPTA会長を引き受けました時に、全国ではいじめを苦に自殺する子どもの事がテレビ等で報道されていまして、社会問題化していました。
城山中学校でも、いじめに関する事を耳にしていましたので、小学校3校のPTA会長さんの自宅を訪問し、PTAから保護者へいじめについて何らかの発信をしたいと協力をお願いしましたところ、快くお引き受けいただきまして、4校でいじめに関する取り組みを話し合う4校会(ふれあい会)を発足させました。先ず、保護者と子どもたちの考えを表に出して頂こうと、記述式を中心にアンケート調査を実施しましたところ、時代背景もあり、たくさんの保護者、児童、生徒から回答を頂きました。それを冊子にして、保護者に配布させていただきました。本旨を「親と子で語る心の教育」とし、家庭教育の大切さを訴えました。余談ではありますが、当時、パソコンを扱う人は少なく、吉武小学校のPTA会長だった高山國敏さんのお力をお借りして完成することができました。いつも誰かに助けられながらの人生であります。
◎部長答弁の中で、各学校では、いじめのアンケート調査を年間を通して実施されているとのことでした。ご家庭でのチェックも注意していただき、早期発見に努めていただきたいと思います。私が議員を目指しましたのは、いじめ問題に関する弱者救済の仕組みを構築したいとの思いからでありました。
請願第1号(賛成少数で否決)
◆私は基本的な質問を二つした後に、下記の通り反対討論を致しました。
「核兵器禁止条約への参加を求める」意見書に反対の立場で討論いたします。
世界から核兵器が根絶されることは、だれもが願う事であります。
世界の軍事に係る現状を見ると、ロシアのウクライナへの軍事侵攻やイスラエルとハマスとの戦いを代表するように、何の罪もない子どもや女性が冷酷な殺人兵器により、惨殺されています。
人間の知恵とは、いったい何なのでしょうか。たった一人の指導者により、いとも簡単に世界は奈落の底へと落ち込み、希望の光すら感じられなくなってしまっています。
日本は、核兵器を持った三つの国に囲まれている地理的悪条件が存在しています。
現在の状況を考えますと常任理事国が同じテーブルに付き、核廃絶を話し合う状況にあるとは、とても思えません。中国は核弾頭保有数が、現在500発を超え、2030年には、1,000発を超える見通しであることを、アメリカ国防省が公表しています。そのような中、唯一の被爆国である日本が声をあげなければならないことは、直接の核廃絶ではなく、先ず、常任理事国へ核軍縮のため、同じテーブルに付くよう訴えることが現実的であると考えます。
日本が条約への参加を表明するという事は、核を有する国と持たざる国とを分断する事に繋がりかねません。アメリカという同盟国の後ろ盾を失って丸裸になった日本は、三つの隣国の核の脅威に現実的にさらされることになります。
国家は、国民の命を守るという、大前提があります。繰り返しになりますが、今、日本は世界唯一の被爆国として、核兵器禁止条約へ参加することではなく、核を有する国とそうでない国との分断を避け、安全保障理事会常任理事国へ先ずは、核軍縮を話し合うテーブルへ着くよう訴えることが、現実的に核の恐怖から国民を守る手立てだと考えます。
よって、本意見書に反対致します。
請願第2号
◎以前、自治会等で社会福祉協議会所有のバスを2万3千円(燃料費は別途支払い)で借用し、老人会等のバスハイク等に利用され、喜ばれていました。
しかし、バスの老朽化と運転手確保の困難等の理由で2021年に廃止されました。私は、当時その話を聞き市民サービスの低下ではないかと周りの人に話した記憶があります。しかし当時、それ以上話題に上りませんでしたので、そのままにしてしまい、悔いが残る結果となりました。(市の福祉会では話題に上ったそうです。)以上の事から私は「請願第2号」には賛成のボタンを押しました。今回の請願には直接関係ありませんが、政府は少子化対策の中で、国民健康保険料金に子育て支援金を上乗せし、子育て世代の支援に充てるようにしました。それから、物価高が追い打ちをかけ高齢者の生活は厳しいものになっています。そのようなことを鑑みますと、市の高齢者福祉施策として、財源の課題等はありますが、市長の決断を促したいところです。
しかし、今回の請願は立場により大きく見解が異なる案件でした。バスハイクは高齢者の方々がとても楽しみにしているレクリエーションであり、久しぶりに会う人もいて、安否の確認にもなるし、気分転換で健康増進にも役立つと言われる方もあれば、遊びに行くのに市のお金を使うのかと、怒って言われる市民の方もありました。私ども会派「宗像志政クラブ」では、議員それぞれの立場がありますので、今回は、個人の意思を尊重するという事で、可否の集約は致しませんでした。会派代表としましては、苦渋の決断でした。
今回に限らず、請願提出が多くなっていますが、いくら市民の権利とは言え、請願は議会で可否を決しますので、市としましては、その結果はとても重たいものです。議員に話して、担当課からの意見を聞いてもらうとか、一般質問で取り上げてもらう方法等もありますので、先ずは、請願提出の場合は、地元議員との自由な立場での意見交換を行っていただきたいと切に願います。もちろんそれでも納得がいかない場合は、市民の権利を行使されることを止めるものではありません。
・賛成11票:反対7票の僅差で可決となりました。
総務常任委員会
第46~57号議案:財産の取得について(全員賛成で可決)◎城山中学校の新体育館に災害拠点として空調設備が設置されました。 その他の、小、中、義務教育学校の体育館にも空調設備を設置することとなりました。政府は近年の豪雨災害や地震等の災害拠点としての機能を有する学校体育館に空調設備を設置するべく予算組を行いました。当初政府は、令和7年度までに設置した学校の体育館には、7割の補助を行うとしていましたので、宗像市でもそれに伴い7年度までに設置するようにしていました。(私の令和3年12月議会の一般質問にて、城山中学校の体育館空調設備設置要望と同時に他の学校への計画的設置要望に対する市長の回答から。)ところが政府は急遽7割補助から全額補助へと大きく舵を切りました。(災害拠点としての機能を有する体育館のみ)?自由ケ丘小学校は該当しませんが、市では同じように整備します。 全国で設置が動き出しますので、市は空調設備の資材を早めに確保するため、迅速に入札等に着手しました。小学校は【電気熱源式空調施設】、中学校は【ガス熱源式空調施設】とし、あらゆる災害時に万一の時、どちらかを使用できるように配慮しました。また、地場産業育成のため「備品」と「工事」を分割して発注することとし、今回は備品購入の入札結果に対する議会議決に関する議案提出です。「南郷電機㈱・㈱レック・㈱美鷹福岡支店の3社が落札しました。いずれも地元業者です。
私は討論の中で、資材を早めに確保するため、速やかに入札を実施したこと、地場産業育成に配慮したことを評価し、市長の考えでもある子どもたちの夏場の体育授業に積極的に活用する事を要望し賛成と致しました。
◆意見書案第2号(賛成少数により否決)
学校の業務量に見合った教員の配置及び長時間労働を抑止するため、教員に時間外勤務手当及び休日勤務手当の支給を可能とすることを求める意見書の提出について
◎私は反対の立場で下記の通り討論いたしました。(要約)
現在政府は、先生の働き方改革として、クラブ活動の地域移行やデジタル化の推進、また、教職員の勤務時間管理の徹底等を行っている。本市では水泳授業の民間委託や留守番電話による業務の効率化等を行っている。また、文科省の諮問機関である中央教育審議会が、一般企業の残業代にあたる教職調整額を現行の4%から10%以上にするなどを盛り込んだ教員確保に向けた総合的な対策案を了承し、政府は12月ごろには予算案を閣議決定して、来年の通常国会で教職員給与特別措置法の改正案を提出する方針が打ち出している。 よって、意見書案第2号に対し反対とする。
中央教育審議会では、同時に教科担任制を小学校3~4年生にも適用するよう求めています。また、残業も月45時間以内を目標に掲げています。
◆意見書案第1号 選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出について
このことは、時代の流れに沿ったものですので賛成としました。(賛成多数で可決)
正信散歩路
前回の「正信散歩路」の中で、赤間小学校卒業生の年度を間違って掲載していました。恥ずかしき限りです。(決して歳のせいではありません。笑)申し訳ございませんでした。
朝の交通誘導(見守り活動)では、子どもたちに元気をもらうことが多いのですが、ぐうサインで、ぐうタッチしてくれる子がもう一人増えました。それから、毎日「いつも見守りありがとうございます。」と言ってくれる上級生の女の子がいます。保護者の方に言われたのかなと思いますが、継続はなかなかできにくいのですが、社会に出てから、この経験が役に立つ日が来るのかなと思うところです。また、腰を折って、丁寧に朝のあいさつをしてくれる子も何人かいます。色んな子どもが通学してきます。童謡詩人、金子みすゞの詩に「みんなちがってみんないい」という詩があります。自分とは違うけど、相手を認め合うあたたかい心を、小さいうちから育ませていただきたいと思います。
金子みすゞの詩をご紹介致します。
¨わらい¨それは きれいな ばらいろで、けしつぶよりか ちいさくて、こぼれて つちに おちた とき、ぱっと はなびが はじけるように、おおきな はなが ひらくのよ。もしも なみだが こぼれるように、こんな わらいが こぼれたら、どんなに、どんなに、 きれいでしょう。
山口県長門市仙崎、みすゞ通りにある「金子みすゞ記念館」やさしい、みすゞのこころを感じることができますよ。